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■ 展示航走の見方

「展示航走の見方」ではモーター気配を事前に知ることのできる展示航走について解説してきます。舟券予想の核となる重要な部分ですので、しっかりと見方・考え方をマスターして、舟券勝率アップにお役立て下さい。

◎ 展示航走の見方

展示航走については、「1日のレースの進み方」で簡単に説明しましたが、「展示航走の見方」では実際にどのように展示航走を見ると効果的なのか、展示航走の見方・考え方を解説していきます。

◎ 展示航走を見る場所

まずは、展示航走を見る場所が重要になります。1マークから見て、角度は「20〜45度」、高さは水面より少し高い位置(2〜4階席)が理想的です。なぜこの位置が良いかと言うと、

  1. スタート展示でスリットライン通過後の足色を把握できる.。
  2. 周回展示で1マーク側は旋回が2回見られる(2マーク側なら1回のみ)。
  3. 高い位置から見ることでスピード感や旋回時の安定性が確認しやすい。

などが挙げられます。また、展示航走は場所によって見え方が異なるので、自分にとって見やすい場所が見つけ、出来る限り見る位置を固定しましょう。固定位置での良い展示と悪い展示の基準ができれば、舟券の取捨の大きな判断材料になり、舟券の勝率も次第に高くなってくると思います。

◎ スタート展示の見方

スタート展示は、本番レースと同じ「ピット離れ〜スタート」の流れを見ることができます。その中で見るべきポイントは、「コース取りの意思」と「行き足の良し悪し」の2つが挙げられます。

◎ コース取りの意思

「コース取りの意思」は、本番レースでどこからスタートしたいのかを、スタート展示で選手があらわすことです。以前のルールでは、スタート展示と本番レースのコース変更は、「スローはスローの間のみ」・「ダッシュはダッシュの間のみ」と決められていました。そのため、選手は明確にコースを主張する必要があったわけです。

しかし、2004年4月28日以後の日を初日とする競走からスローとダッシュの区分が廃止され、スタート展示と本番レースでコース取りが大きく変わるケースも多くなりました。それでも、本番レースと同じくらいの位置から起こしてスタートタイミングをつかんでおきたいと考える選手の方が多く、コースを動きたい選手はスタート展示から動きを見せてきます。

ただし、勝負駆けや優勝戦の時など、「スタート展示は枠なりダッシュ→本番は思い切った前付け」など、選手同士の駆け引きを行うケースもありますので過信は禁物です。スタート展示のコースはあくまで参考程度に考えておきましょう。

◎ 行き足の良し悪し

「行き足の良し悪し」は、スタートタイミングだけでは判断できません。なぜ、スタートタイミングで行き足の良し悪しが判断できないのか…。それは、スタート展示ではフライングのペナルティがないからです。早い起こしであっても本番レースと違ってレバーを放る必要がなく、そのままスリットラインを通過していきます。タイミングを合わせた方がいいのでは? とあなたは思うかもしれませんが、全速でスリットラインを通過することには理由があります。

選手は全速でスリットラインを通過することで、本番レース時にどのくらいのタイミングで起こしてスタートすればいいのかを判断します。タイミングを合わせながらスタート展示を行っても、本番レースで同じスタートしかできず、全速スタートの対戦相手にやられてしまいます。選手にとってスタート展示はあくまで練習で、本番前にスタート勘を修正する絶好の機会なのです。

ですから、「スタート時に前にいる選手の行き足が良い」と一概には言えず、スタート展示のスタートタイミングは目安ていどにとどめておいてよいでしょう。行き足がいい艇の目安は、「同体から前に出て行った艇」、「遅れた位置から追いついた艇」などです。

最初はスタートの時点で前にいる選手がよく見えると思いますが、何度も見ている内になんとなく判断できるようになってくると思います。舟券に直結する周回展示の見方をマスターするほうが先決なので、スタート展示の見方はレースを観戦しながら少しずつ覚えていけば問題ないでしょう。

◎ 周回展示の見方

周回展示は、様々なエンジン気配を知ることができます。その中でも「出足の良し悪し」と「旋回時の安定性」を確認しましょう。

「出足の良し悪し」は、旋回時のスピード感や力強さで判断します。出足が良好な艇は、ターンマークの出口を素早く力強く駆け抜けていきます。逆に出足が伴わない艇は、どんなに豪快なターンでもターンマークを抜け出すまでに時間がかかり、モタッとした印象を受けます。

「旋回時の安定性」は、ターンの時に艇がバタバタと暴れていないかで判断します。安定性がある艇は、旋回時に艇先が水面に吸い付くような感じになります。逆に選手が舟の動きを抑えることに精一杯だと、レース本番でも思ったところにボートを運べず、苦しい展開になります。

「出足の良し悪し」や「旋回時の安定性」は、レース結果に直結することが非常に多く、展示航走の中でもっとも見極めが必要な重要ポイントと言えるでしょう。

◎ 周回展示の精度を高めるには?

はじめの頃は周回展示でよく見えた艇を中心に舟券を組み立てていくことでまずまずの成果を残せると思います。しかし、より精度の高い周回展示の見方をマスターするなら、周回展示における選手それぞれの特長を覚えていく必要があります。

どういうことかと言うと、「対戦メンバー同士の比較=横の比較」を周回展示を見ることで毎回確認すると同時に、「選手それぞれの周回展示の特長(前走との比較)=縦の比較」が必要になってくるということです。

いつも展示がよく見える選手がたいしてよく見えなければ「普段と比べるとよくないな…」と判断できますし、いつもよく見えない選手が少しでもよく見えると「かなり出ている。買いだ!」と判断できるということになります。このあたりの判断は経験や知識が必要になってきます。実戦を積みながら、「マクール」や「ボートボーイ」を参考にしながら、「選手徹底分析」を活用しながら、あなた自身のものとしていってください。

かくいう私も、周回展示中心に予想をはじめた頃、濱野谷憲吾・川崎智幸・濱村芳宏といった「いつも展示がよく見える選手」や上瀧和則・市川哲也・今村豊といった「いつも展示がよく見えない選手」にたくさんたくさん騙されてきました(^^;)

最後に少し話がそれますが、競艇場で周囲から聞こえてくる「1号艇で間違いない!」とか「3番の伸びが抜群!」とかいう声は基本的に無視しましょう。友人と一緒に検討するのはかまいませんが、全然知らない周囲の声で予想を変えて外れると、想像以上にダメージが大きくなるものです。解説者や予想記事でも「なんかいいかげんだなぁ…」と思うものもありますし、なんでも鵜呑みにせずあなた自身で判断できるようになった方が賢明です。負けた時に納得して切り替えられますし、あなたの予想通りに決まって舟券が的中した方が嬉しさも倍増すること間違いなしです。